「King of 定番。フラットで癖がなく、どんな曲にも合う。逆に言えば面白みはない。NHKとの関係もあり信頼性は抜群。カートリッジはDL103に始まり、DL103に終わると言う。」
…らしい。
僕はカートリッジコレクターではないので先人のコレクター達の意見を借りた。癖がないというのは事実だろう。変な帯域だけ持ち上がってることはない。
むしろ超普通なのでカートリッジ以外のパーツを変えた時に変化が分かる。リファレンスにぴったりだ。DL103ほど有名なカートリッジはないのでネットを漁ると山のように情報やレビューが出てくる。詳しく知りたい人はぜひ調べてみるといい。
僕は曲ごとにカートリッジを変えて音質変化を楽しむタイプではないので、基本的にDL103で事足りてしまう。聴くジャンルもロックとジャズをメインにクラシックを少々なのでなおさらだ。なのでオールジャンルいけるDL103で完結するというのは同感だ。これを使えばカートリッジに悩む事は無くなるのでお勧めだ。ただし、条件がつく。
予算がある場合に限る。
僕は好奇心からDL103を買い、これのためだけに昇圧トランスも導入した。両方中古とはいえ、2つで約5万円。カートリッジと昇圧トランスの両方を新品で買うと倍ぐらい金額になってしまう。
なので当ブログのコンセプトに従うならば、これからDL103を検討してる人にはわざわざお勧めはしない。とても良いカートリッジだが使うのにハードルが高い。アンプにMCカートリッジの出力があったり、すでに昇圧トランスかヘッドアンプを持っていたら問題ない。買うのは大いにアリだ。
ここまで使用感を書いたが、僕はDL103ではなくShelterのModel 201に良いリード線を付けるのがベストだと思っている。詳しい話はまた今度記事にする。
追伸
そうそう忘れてた。
DL103はカートリッジの高さが低い。なので僕はでんき堂スクェアのDL103用スペーサーを使っている。つや消しブラックを塗って目立たなくしてるから違和感はあまりない。ページの最初にあるDL103が僕の物だが、よく見るとヘッドシェルとの間に黒いスペーサーがあるのが分かる。
もし自分のプレイヤーでアームが水平にならなかったら使うことをお勧めする。


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