DL102のレビュー【難点は多いがオススメ】

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抜群の安心感。綺麗なピラミッド型の音域。DL103のモノラルバージョンだと思っていただければいい。音質に関しては何の文句もない。DL103と同じでモノラルを聴く時はこれがあれば十分だ。言ってしまえば普通の音だ。

さて、DL102はMC型なのだが出力が高いので本来は昇圧トランスを噛ませる必要はない。しかしながら、どうやらトランスを噛ませると音が良くなるとネットでの噂なので、我が家のDenon AU-320で試してみた。

結論から言うと僕は無しの方が好みだった。そっちの方が全帯域がバランスよく出ている。まさにモノラル版DL103だ。トランスを噛ませた時はミドルが過剰に盛り上がってミドルとローの繋がり方に違和感があった。

良い風に言えば「ボーカルが前に出て迫力がある。」悪い風に言えば「ボーカルが浮いて聞こえる。」だが先にも言った通り、繋がり方に違和感があるのでどちらかと言えば後者だ。体感だが、ローミッドがごっそり無くなり、低音不足を感じた。トランスをスルーするとしっかりローミッドが出る。

まぁトランス毎に出力インピーダンスが違うのでたまたまAU-320では合わなかっただけかもしれない。なので、一概にトランス無しが良いとは言えない。ちなみにAU-320は実質DL103専用機のような物なのだ。そしてたまたまDL103とATmonoのインピーダンスが同じだったのでATmonoも噛ませてみた。すると、違和感なく全帯域が持ち上がったので僕の仮説は合っていると思う。

問題なのはDL102にはまあまあな欠点がある。それは重すぎる点とカートリッジの高さが低い点だ。10万円以下のレコードプレイヤーで使おうとするとまず間違いなく直面するので要注意だ。

特に僕のレコードプレイヤーで重さを解決するのが結構大変で、僕はカウンターウェイトにひと工夫した。具体的に言うと、カウンターウェイトに厚めのワッシャーは張り、重さを稼いだ。まぁ楽しくやれたので結果オーライだ。このことについてはそのうち別記事にする予定だ。

高さの問題はスペーサーを使えば解決するのだが、スペーサーを使う分さらに重量が増すのでそこは注意したいところ。

ちなみに友人はオーディオテクニカのAT-LP7を使っているのだが、このレコードプレイヤーはアームの高さを変えれる。なのでスペーサーは必要ないかもしれない。しかもメルカリでカウンターウェイトに付けるサブウェイトが売っていたので、これらを駆使すればハードルは下がるだろう。(僕は検証してないので自己責任でお願いします。)

次にDL102の特徴としてリード線の出力ピンが2本出しだ。これは専用のY字型リード線が売られているのでそれを使えば簡単に解決する。だが、リード線の選択肢が無いのでほぼベルドリーム製一択だ。

自分でリード線を付ける際は慎重に

そうそう、このカートリッジはステレオ盤をかけてもモノラル化するので、針交換が面倒な時はそのままDL102を使う時が多々ある。初期ビートルズのステレオ盤をこれで聴くとなんちゃってモノラルを聞ける。

また、アンプのバランスノブ左右のどちらかに振り切るとスピーカー1つからのみ音が出る。そこでこれを利用するとまた雰囲気が変わるのでぜひ試してみてくれ。一気にBGM感が出てくる。

【まとめ】
オススメのモノラルカートリッジは?と聞かれたら

「DL102を推したい所だが、欠点を解決するための労力に考えると他の物にした方がいいかもしれない。」という自分と、

「どうせモノラルカートリッジは選択肢が狭いので、多少手間でも最初からDL 102に行くのが近道だと思っている。」という自分がいる。

買う人のモノラルへの熱量次第なので難しい所だ。僕の実体験で言うならば「モノラルはもうこれでいいや。」となったのでモノラルカートリッジ探しの旅は2個目にして終わってしまった。参考にしてくれたら幸いだ。

おわり

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