僕とレイラの思い出

アルバム批評と思い出

みなさんはアルバム本編ではなく、手に入れた経緯で思い出深い1枚はあるだろうか?

今日はそんな話。

この盤を買ったのはレコードプレイヤー一式を揃える前だ。興味はあったが、そこまで買う気は無かった。買ったのはそれから1年後だ。

コロナショック直前の2019年10月、1人でイギリスに行った。目的はビートルズ&海外サッカー聖地巡礼、ついでに定番観光地だ。

偶然にもアビーロード発売から50年後だった。(旅行記は端折らせてもらう。)

ロンドンのレコード屋で5000円ほどで買った。当時のレートは1ポンド=126円ぐらいだった。一応UKオリジナルだ。調べたら2ndプレスだった気がする。ジャケット、盤質ともに問題無くとても綺麗だ。

レジへ持って行くと店員さんに「確認しますか?」と聞かれたが何を確認すればのか分からないのでNo thank you.と言ったような気がする。

ろくにレコード盤を触ったことがなかったので断った。旅行の記念で買ったので盤質は二の次だった。

ホテルに着いてから何回もジャケットを眺めた。盤を出してみたりもした。あの時の高揚感は今でも覚えている。

崇拝するギタリストの名盤・オリジナル盤・現地で買うの3連コンボ。テンションが上がらない訳がない。

問題は帰りだ。手荷物で機内に持っていくのが嫌だった。スーツケースの中に入れたいが角が折れるのも嫌だったのでタオルや服でぐるぐる巻きにして入れた。

家に着いてドキドキでスーツケースを開けた。なんとか無事だった。

しかし、そこから1年はレコードとしての機能は果たさず冬眠状態になり、今では無事冬眠から覚めた。

今でもこの盤を手に取るとこれらのエピソードが甦る。

僕はそれなりにレコード収集しているが、たった1枚でここまでエピソードを思い出す盤はなかなか無い。

値段だけでいえば他にもっと高額の盤は持ってる。1stプレスでもないのでそこまでレアでもない。
しかし思い入れがあり過ぎるせいか、なかなか聴けない。

一応アルバム本編に関する話をすると、20代前半で1番聴いたアルバムだと思う。僕はエレキギターを弾くのだが、若い頃のエリッククラプトンを崇拝している。レイラは大学のバンドサークルでもコピーした思い出の1曲だ。

今日はそんな回想回でした。

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